妊婦は便秘になりやすいことをご存じですか?妊娠する前は毎日快便だったのに、妊娠したら便秘が続く…。そんな悩みをもつ妊婦さんも多いのではないでしょうか?
今回は「妊婦が便秘になりやすい理由と改善方法」についてお話していきたいと思います。
なぜ妊婦は便秘になりやすい?
妊娠する前は毎日お通じが良かったりんも、便秘にはすごく悩まされました。妊娠することによって、体には3つの変化が起きていて、それが便秘の原因とされています。
腹筋の筋力の低下
妊娠中はつわりで気分が悪くなったり、お腹が大きくなっていくにつれ、動くのが億劫になりますよね。そのため、運動不足になってしまう妊婦さんが多いのです。
運動不足になるということは、腹筋の筋力が低下してしまいます。腹筋の筋力が低下すると、便を排便しようとする力も弱まってしまい、結果的に便秘につながってしまうのです。

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ホルモンバランスの変化
妊娠中はプロゲステロンというホルモンの分泌が増えます。プロゲステロンが増えることによって、筋肉がゆるみます。それは腸の働きが低下し、便秘になりやすくしてしまうのです。
子宮拡大による、腸の圧迫
赤ちゃんが成長するにつれ、子宮も大きくなります。妊娠中に便秘になりやすいのは、大きくなった子宮が大腸を圧迫することが原因の1つです。

妊娠中の便秘改善法6つ~実際に試しました~
妊娠中の便秘って回避するのは不可能なのか…。いいえ、便秘の改善法はあります。ただ、便秘になってすぐに改善!というのは難しいです。
便秘の改善法を6つご紹介しますので、これらの改善法を日々続けていくことが大切です。
水分摂取
水分は、排便には欠かさないものです。妊娠中は水分の排出が鈍くなってしまいます。そのため、水分摂取は積極的に行いましょう。

でも、水ばっかり飲んでると味気ないですよね~。妊娠中に実際に飲んでいたお茶をご紹介しますね。
・カロリー・添加物はゼロ。
・ティーバッグで簡単。
・ほんのり生姜の香りがして、麦茶のような味わいで飲みやすい。
・女性誌などでも多数紹介されている。
・牛乳や豆乳を入れてアレンジしても美味しい!
マグカップに熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れお好みの濃いさになったら取り出すだけ!簡単でしょう?アイスを飲みたい場合は氷を入れて飲むと良いですよ。ぜひお試しあれ~(*^_^*)
現在の食生活や生活リズムの見直し
現在の食生活、自分ではどう思いますか?外食が多くなったり、面倒だからといってついついカップラーメンで済ませたりしていませんか?脂っこい物中心であれば、和食中心の野菜多めの食生活を心がけましょう。
つわりでキツい場合は管理栄養士が監修している、食卓便を利用するのも一つの手ですよ。

食生活以外に、生活リズムは不規則になっていませんか?もちろん、不規則なシフト制のお仕事の場合、見直すのは難しくなってきますが。
それ以外で夜更かしをしていませんか?十分な睡眠を取ることはとても大切です。早寝早起きを心がけて、朝・昼・晩の3回、きちんと栄養バランスの良い食事を食べましょうね。ただし、つわりで食べることがキツい場合は、無理をせずに今自分の食べることができるものを食べましょう。
乳酸菌の摂取
腸の働きを整えてくれる働きを持つと言えば、乳酸菌です。
ヨーグルト、チーズなどの乳製品、キムチ、味噌、納豆、漬け物などの発酵食品に多く含まれています。

食物繊維の摂取
便秘になりがちな時期に大切なのが、食物繊維です。
・不溶性食物繊維:腸の中で水分を取り込み、腸の働きを活発にしてくれる。(大麦・ライ麦・とうもろこし等)
・水溶性食物繊維:胃や腸では吸収されない。硬くなった便をやわらかくしてくれる。(海藻類・豆類・こんにゅく・ごぼうなど)

適度な運動を実施
便秘解消にはやはり大切なのが運動。とはいえ、妊娠中の体でどのくらい動いて良いのか難しいですよね。妊娠初期は、あまり無理をしない方がいいので、運動は妊娠中期すぎてから始めるのが良いです。
激しい運動は、赤ちゃんに影響しかねないので、ウォーキングなど体に無理のない程度にしましょう。

病院で薬を処方してもらう
妊娠している場合は、妊産婦検診が定期的にあります。その検診の際に、先生に便秘がちだということを相談しましょう。便秘に効くお薬を処方してくれます。

便秘をそのままにしちゃダメ!実際の体験談
※この先、決して綺麗とは言える話ではありませんので読んで下さる方は自己責任でお願い致します。

便秘になるときついですよね。私は娘を出産する際に、妊娠期~授乳期まで便秘に悩まされました。妊娠中は先ほど紹介した、便秘解消法で乗り越えることが出来たのですが、授乳期には便秘解消を仕切れず、悪化し痔に…。
赤ちゃんを産んですぐって、排便がコワイって言う方多いですよね?私の場合は全然平気だったんです。では何故便秘に…?
私が便秘になり始めたのは娘が生後2ヶ月頃から。完全母乳の育児で、生まれてすぐの初乳の際にも助産師さんにビックリされるほどの吸引力で上手に母乳を飲む娘でした。そのため、普段の水分摂取量では成長していく娘の母乳生産には水分がかなり不足だったようです…。


母乳育児でないにしろ、水分補給は大切です。痔になっても、赤ちゃんのお世話はあるし、病院に中々行く勇気がなく…。気がつけば半年以上も痔…切れ痔を放置…。


半年以上も、何で放っといたの!?ってよく言われるのですが…、ただ単に、お尻を病院で見てもらうってのに抵抗があったんですよね…。今思えば、もっと早くに病院へ行けば良かったと後悔しています。


もう、トイレが血の海レベルになり、流石にやばいと感じ、ネットでボラギノールを買いました(笑)すると数日後には痛みがない!薬ってすごいですね~。
みなさん、痔になる前に便秘を改善しましょうね。なってしまうと本当に辛いので…経験者は語る。
まとめ
- 妊娠すると便秘になりやすい。
- 便秘は自宅でも改善できる。
- 相当酷い便秘の場合は迷わず病院へ行くべき。
- 便秘を放置すると痔になる可能性が高い。
- 妊娠中だけじゃなく、授乳期も便秘になりやすい。
妊娠中にかかわらず、授乳期にも便秘になりやすいのです。水分補給などは怠らず、しっかりと行いましょう。何度も言いますが、便秘はそのままにしないで!本当に後が辛いんで…(泣)私も2人目出産後は同じ過ちをしないように気をつけます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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